会員の皆様には、よき新年を迎えられたことと存じます。
さて、2019年末頃から始まったコロナ禍と呼ばれる現象は、社会の様々な面に多大な影響を与えました。本学会も大会や研究会などの学会活動の根幹をなす事業が、ままならない状況でしたが、ようやく一昨年から対面による大会を開催することができるようになりました。
昨年は、12月1日に品川区立品川歴史観を会場に「旅・旅行の風俗」をテーマとして大会をオンライン併用で開催することが出来ました。その結果、全国各地の会員の参加が認められたことは大きな成果と言えると思います。しかしながら、コロナ禍前の大会のように巡見も含めた3日間の規模に戻すのは容易ではありません。
また、総会にて御報告しましたように運営上の課題が山積しております。特に、投稿原稿の不足は、会誌の刊行が遅れている原因でもあります。多くの会員の皆様に日頃の成果を投稿していただきたいと思います。
コロナ禍以前の状況を踏まえつつ、新たな学会活動に取り組んでまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。 |