四、盗作の防止
盗用・剽窃等の問題が生じないように投稿原稿の種類を問わず、執筆者の見解と引用文献の内容が明確に区分できるよう表現する。
五、引用
引用文が短い場合は本文中に「 」で組み込む。引用が長文になる場合は、本文より二字分下げて記述する。
例‐江馬務は「□□□…□□」と述べている。
江馬務は次のように述べている。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
六、註
註の番号はアラビア数字による連番とし、本文末尾に一括表記する。文献資料の書き方は原則次の通りとし、出版年は西暦に統一する。
(1)単行本の場合
著者、書名、出版社、出版年、該当頁
例‐江馬務『日本妖怪変化史』、中央公論新社、二〇〇四年、三〇頁。
(2)論文の場合
著者、論文名、収録雑誌名または単行本名、巻号、出版社、出版年、該当頁
例‐江馬務「浮世絵以前の浮世絵版画」、『浮世絵芸術』一六号、国際浮世絵学会、一九六七年、三頁。
例‐江馬務「王朝の服装」、井筒雅風ほか編『江馬務著作集』第三巻所収、中央公論社、一九八四年、三〇頁。
(3)ネット情報からの引用の場合
ホームページ制作者名、引用箇所のタイトル、URL、参照年月日
例‐日本風俗史学会「日本風俗史学会について」http://www.fuzokushi.jp(2012.8.15参照)
(4)再引用の場合
①直前の文献と同じ場合は「同前、頁」
②少し前の文献と同じ場合は、「著者名、前掲註(註番号)、頁」とする。
七、表記
①文章は現代仮名遣い、常用漢字を用いる。ただし、固有名詞、引用史料はこの限りではない。人名表記は原則として敬語敬称は用いない。また、同一人物名が多出する場合、初回は姓名を挙げ、次回は姓のみとする。
②専門用語や難解な語句にはルビをつける。
③数字は原則として漢数字を用い、万の位以上は単位語を入れる。
例‐二五人 二万五〇〇〇個 一億四千万円
④わたりのある数字は省略しない。
例‐一九六二~一九八二年 三五一~三五三頁
⑤数値表記は、アラビア数字の表記に準ずる。
例‐四八・五パーセント 摂氏三七度 二分の一
⑥年号表記は西暦と元号の併用表記を原則とし、月日、時間、年齢は次のように記す。
例‐天正十八年(一五九〇)八月一日
二〇一二年(平成二十四)十月二十五日
十二時三十五分 五十九歳
⑦熟語や固有名詞や慣用が固定化しているものは漢数字とする。
例‐一つ 二つ 数十人 七里ヶ浜
⑧横組みの英数文字は全て半角表記とし、社名やロゴなども同様とする。
⑨括弧は、会話や引用部分、論文題目、強調に「 」を付し、書名・雑誌名を示す場合と「 」の中にさらに会話や引用を入れる場合に『 』を使う。また「 」内の末尾に句点(。)は入れない。
⑩繰り返し記号では、史料引用以外では原則「々」を使う。史料中の繰り返し記号はママとする。
⑪引用文中の中略は、〔前略〕〔中略〕〔後略〕とし、引用文の段落を無視する場合は、「/」でつなぐ。
八、図版資料
①原則として、原稿種類①~④で掲載する図版資料(図・表・写真)は必要に応じた点数(概ね五ページ相当分)とする。⑤~⑦は若干とし、編集担当と相談の上決定する。⑧、⑨では原則として写真図版等は掲載しない。規定枚数が超過したり、トレース作業を必要とする場合は実費負担とする。
②原稿に図版資料の挿入位置を指定し、図は印刷に耐えられるもの、表は表組記載したものかエクセルデータ、写真は、紙焼きプリントまたはJPGデータを準備して送付すること。図版類はすべて白黒となる。
③引用添付する図版が著作権者もしくは所蔵者の承認を必要とする場合は、あらかじめ執筆者各自で掲載許可を得ること。その場合の経費は執筆者の負担とする。
④図版資料の内、それぞれに図1、図2、表1、表2等の番号、タイトル、出典資料、所蔵機関名などの説明を明記する。表のタイトル・説明は表の上部、図のタイトル・説明は下部につける。
九、その他
本文とは別に、執筆者の連絡先(e-mail)、英文題目を提出する。英文題目を英訳担当者に依頼するための日本語による短い題目説明に替えることができる。
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